キャンプや野営の朝は、ケチな私は焚き火をおこしてそこから調理をしようと考えていました。
もちろん薪があればですが、ガス缶やアルコールなどの燃料代を浮かせることができます。
しかしまぁ雨が降ればもう大変!
タープの下で焚き火をしてタープに穴を空けたくないし、そもそもテンションダダ下がりです(笑
そんなときに
- ササッと使えて高火力
- しかも風にも強い
- おまけに小さい
- さらに安い
そんな都合の良いストーブがあれば…
それがSOTOというメーカーのAMICUS(アミカス)です!
本記事は私が購入したアミカスのセット内容とそのアミカスを実際のキャンプや野営で使った上でのレビュー記事となります!
また、以下の記事の続きとなる記事になります。
こちらはアミカスというストーブのオススメのポイントと、得意・不得意を存分に書いた考察・レビュー記事となります!
また、北海道の氷点下の冬にテストしてみた記事もあります!
基本的に寒さに弱いガスストーブですが、もしかしたら冬も使えるかもしれないと思いテストしてきました!
テスト内容は【氷点下でガスストーブでカップラーメンが食べられるか】です!
この記事のあらすじ!
ポチったのは【ガス缶付き】のお得なセット!
アミカスにはお得な公式セットとして【アミカスポットコンボ】や【アミカスクッカーコンボ】といったセットがあります。
ちらっと調べた感じ、クッカーが実質1300〜1500円で買えることになります!
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この他にガス缶がセットになっていたり、シェラカップがセットだったりと、なぜかしらAmazonや楽天でお得なセットがよくあります。
その中で、私はAmazonで販売されていたアミカス本体と230gのガス缶(OD缶)がセットになったものをポチりました!
届いてすぐ使ってみたいと思っていましたし、230gのガス缶自体が600円ちょいするのに、セットで買うとガス缶が実質半額になるというお得なセットだったからです!
↑届いたらすぐ使える【ガス缶付きお得セット!】
- 届いてすぐ
- ガス缶実質半額
というようにお得にストーブを楽しむことができオススメです!
Amazonが販売・発送しているようですが、箱はいつものAmazonダンボールではありませんでした。
中身です。
アミカス本体とOD缶(230g)が入っています。
アミカスの箱はこんな感じ。
さて、いよいよいちばん重要な中身です!
うん、小さい!!
かつて使っていたSOTOさんの【レギュレーターストーブ(ST-310)】とは比較にならないくらい小さい…!
小さくて軽い…バックパック野営やツーリングにはぴったりです!
ちなみにアミカスとレギュレーターストーブの大きさの差はこんな感じです。
※クリックで大きくなります!
ストーブ本体には型番と使用するガス缶についての記載がありました。
おそらくどのストーブにもついているかと思いますが、私は邪魔なので外しました。
開封としてはこんな感じです!
さていよいよ実際に使ってみます。
- 耐風性はどんな感じなのか…
- 燃焼効率は…
- 実際に使うとどういう特徴が見えてくるのか…
それでは見ていきましょう!
フィールドテスト! 軽量コンパクト&使いやすい!
コーヒーデイキャンプでフィールドテスト
開封してたらなんやかんやでもう夕方だったけどテストせずにはいられません!
というわけでいつも行っている河川敷にコーヒーを飲みに行ってきました。
風もなく、おだやかな時間でした。
使用する道具は実際のキャンプやバックパック野営を想定する組み合わせです。
私の基本セットは以下となっております。
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↑nalgene トライタン 広口1L
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↑GSI OUTDOORS ボトルカップ&ポット ラージサイズ
材質は【ステンレス】
↑Toaks リッド 直径95mm
以上のセットにてテストをしました。
まだ綺麗なピカピカの銀色…
まだ汚れや世界の理を知らない純粋なストーブ…
なので焼きを入れて主従関係を叩き込まなければなりません!!
早速点火していきます。
アミカスの点火には付属のイグナイターを使用します。
イグナイター=ガスストーブに着火することができる点火装置。
電気を発生させ、それを放電しガスを点火させます。
イグナイターがついていないものもあり、その場合はライターなどで着火しなければなりません。
アミカスのイグナイターについてはこちらでわかりやすく書いています。
※このページの【内蔵イグナイター】の項目へ自動的に飛びます。
使用方法は、赤いボタン横についているコックを捻ってガスを出し、その次に赤いボタンをカチッと音がなるまで押し込むだけ。
そうすると放電部から電気が発生し、気化したガスに引火して使用可能の状態になります。
イグナイターは一度押しただけでは点火しない場合がありますので、何度か押したり、ガスを出す量を変えてみたりして試してみてください。
アウトドア界の理その1。
初っ端から汚いクッカーを乗せられる。
私はこのくらい汚いほうが好きです!
もう洗っても取れなくなった煤ですが、良い味でてます。
(と感じるのはマイノリティでしょうか)
GSIのクッカーとのバランスは、重心が高すぎるかなと思いましたが、概ね良好です。
アミカスの火は、写真ではわかりづらいですが直噴型ということもあり、サイズ的にはジャストといったところ。
直噴型ストーブの火は広がって噴射しないので、面積大きめのクッカーでは全体を熱することができず、フライパンには不向きな火です。
なのでこのくらいの底面積のクッカーにはちょうど良いと思います。
また、アミカスは風にものすごく強いということなので、試しに横から息を吹いてみましたが、火が流れることなく鍋底に当たっていました。
以下の動画は公式動画です。再生すると耐風性を示す位置から再生されます。
ストーブから1mの地点より3m/sの風を当てているようです。
そらぁ息を吹きかけた程度じゃびくともしないわけです(笑
通常はウインドスクリーンという防風器具を使用しますが、例えばプリムスの【P-153ウルトラバーナー】のように風への対策をしているストーブもあります。
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このP-153では、公式ウェブサイトの商品ページによると…
X字ゴトク
ナベ(コッヘル)を乗せてはじめてわかるのがX字ゴトクの防風性能です。コッヘルとX型グリッドにより、バーナーヘッドを4つに区切り、一つの区画が風で消えてしまっても他の区画は着火を保つように設計されています。コッヘルとX型グリッドで風の吹き抜けを無くしますので、効率よく調理が行えます。
というように、バーナーヘッドから火が風で消えることを前提に、全部の火を消さない工夫を施してあります。
普通に「すげぇ!」って思いました。
比べてアミカスは、プリムスに比べて火力は弱いものの、風で消えることはほぼ無いと思います。
消さずに鍋底に火を当てるので、効率よく安心して使えると思います。
そしてアウトドア界の理その2。
ステンレスの焼け色はチタンのように美しくない。
こうして世界を知ったストーブは紫色っぽく変色しました。
ちなみにチタンの焼き色は独特の青焼けで【ヒートグラデーション】と呼ばれとても美しく、かっこいいです。
さて、次は実戦です。
実戦:オートキャンプとバックパック野営
フィールドテストとは違い、テーブルがなかったり、実際に調理したりという実戦です。
また、オートキャンプとバックパック野営や自転車で行く時ではガス缶のサイズを変えています。
- オートキャンプ
:SOTO パワーガストリプルミックス250(230g) - バックパック野営
:SOTO パワーガストリプルミックス105(105g)
この違いは単純に大きさ(量)と重さが違うだけなので、小さいほうをバックパック用、大きい方をオートキャンプ用と使い分けています。
中身は同じです。
現在は大きいガス缶の中身をCB缶から詰め替えているのでガスの種類が違いますが、テスト時はOD缶そのままのガスで使用しています。
ガスの詰め替えの記事はこちらです。
https://sotode-asobu.com/gus_adapter
写真ではわかりませんが…
アウトドア界の理その3。
吹きこぼされてバーナーヘッドもガス缶も全部汚れる。
ちなみにコレはいつもやっちゃいます-w-;
バーナーヘッドが濡れても基本的には通常どおり使えると思います。
しかし一時的にイグナイターが不調になったりするかもしれませんが、それ以外は今の所問題なく使用できています!
バーナーヘッドも良い色に焼けてきました。
大きさとしては手に収まるサイズ感でとてもコンパクトです。
ゴトクもうまい感じにしまえてしまいやすさも良好です。
似た写真ですが、こちらはバックパック野営の朝食用として持っていきました。
先程のキャンプのときとは使用していたガス缶の大きさが違います。
こんな感じ。
登山では一般的な、コンパクトストーブならではのスタッキングです。
他のメーカーのOD缶ですと105gではなく110gというOD缶もあります。
この差はなんなのかちょっとわかりません…
自転車に乗ってデイキャンプに行くとき、これまではアルコールストーブを使っていました。
でももっと手軽に効率よくしたい!
そんなときにガスストーブは最適です。
いいですねぇ…砂防ダムで木々の音、水の音、鳥の声を聞きながら過ごす一時はたまりません。
そうなんです。
自転車のキャリアに入ったのでこちらを持っていきました(笑
このときクッカーには、1Lのナルゲンボトルを入れていました。
こちらもピッタリ収まります。
こんな感じ。
これはこれで使えるので、都度考えて使い分けています。
ひゃっほーーーい)!!#アウトドア#キャンプ飯 pic.twitter.com/LyBORge7KU
— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月9日
ちなみにこのときは、北海道胆振東部地震の2日後です。
仕事も休みになり、ずっと引きこもっていたため、限界が来て自転車デイキャンプに行きました。
私の住んでいた地域ではそこまで大きな被害などがなかったためです。
やはり外に出て自然を感じないとあかんですね!
番外:おうちで使うアミカスストーブ
屋内で使用する場合は換気をしっかり行ってください。
間違ってもテント内など狭い空間で使用しないでください。
酸欠や一酸化中毒などで死亡事故になる可能性もあります。
今度はおうちで使ってみます。
この日のお酒は日本酒がメインでおつまみは缶詰です。
しかしただ缶詰を食べるのは味気ないので、せめて温めることに!
そして中身を移し替えるのも面倒だったので直火で加熱!
※いろいろ作業しながらだったので背景が汚くてすみませんーwー;
このときは知りませんでしたが、缶詰を直接火にかけるのは、缶の内側のコーティングが溶け出す可能性があるので、オススメしません。
なので今はシェラカップに移して加熱しています。
缶詰は広島は呉市名物の鳥皮みそ煮!!
アウトドアの先生から頂いてすごい美味しかったので即Amazon先生でポチりました(笑
▲これ美味しいので是非!! おつまみには最適です!
こんなふうに簡単におつまみが作れちゃいます!
そして日本酒は熱燗が好きなので…
良きです。
ただし、部屋が寒かった時(室温7度)だと最大出力にしてもいつもの最大火力には至らなかったと感じました。
それでも熱燗にするくらいには普通に温められますので問題なしです。
缶詰も熱燗もかなり弱火でもできるので、燃料もそんなに使いませんし、やはり問題ありません。
またある時は、ホットウイスキーを飲んでいました。
これが暖かくて美味しいんですよねぇ…!
ホットウイスキーとは、簡単に言えばウイスキーのお湯割りです。
寒い時期にピッタリでオススメの飲み方です!
1人で飲む時は基本そんなに飲まないのでお湯の量も少しで良いのです。
こんなときもアミカスさんがしっかり仕事してくれます!!
100mlくらいの水をシェラカップに入れ弱火でゆっくり温めます。
もうこれで十分!
これだけ省スペースで使用できて簡単に熱燗やホットウイスキーを楽しめるのは良いですねぇ…
かなり火を小さくできるので、使い勝手はとても良いです。
何度も書きますが、屋内で使用する場合は換気をしっかり行ってください。
間違ってもテント内など狭い空間で使用しないでください。
酸欠や一酸化中毒などで死亡事故になる可能性もあります。
アミカスと相性が良い【人】と【アウトドアシーン】は…!?
【手軽に使う】を体現している、まさにトータルバランスに優れたストーブだと感じました。
もっと簡単に言うなら
【高性能で手軽に使えるストーブ】
です。
さらに、相性の良いアウトドアシーンはやはり
- バックパック系(登山・バックパックキャンプ)
- 自転車
- バイク
だと思います。
可能な限り軽量・コンパクトなものを必要とするキャンプシーンではとても良いと思います。
風が強くても使用可能なので本当にこれだけで大丈夫です!
そうなんです。
最近は中華製のチタンストーブなどがとても安く売っていたりしますので、とても魅力的です。
しかし不安定になったりするらしく、火を扱うものなので、慣れていない方は日本製やメーカー品で安全が確保されたものを買うのをオススメします。
日本製やメーカー品が100%安全とは限りません。
初期不良などおかしな点があった場合、すぐに使用を中止してメーカーに連絡してください。
また誤った使用方法も故障の原因になります。
国産・メーカー品だからそう簡単には壊れないかもしれませんが、道具はできるだけ丁寧に使いましょう。
アウトドア初心者の方だと、OD缶専用で敷居が高いと感じるかもしれません。
私個人としては、CB缶と大差はないですし、使い方さえ覚えてしまえば普通に使えるのであまり気にしなくても良いよ〜とは思います。
まとめ:アミカスは様々なシーンで使える高コスパモデル!!
- 軽量コンパクト
- 風にとても強い【耐風性】
- バリエーション豊富に使いやすいバランスの良さ
上記3点は、実際に使ってみて嬉しいポイントです!
それでは簡単に各項目を簡単にまとめていきます。
軽量コンパクト
上の写真は、【アミカス】と【レギュレーターストーブ(ST-310)】の大きさ比較です。
レギュレーターストーブは、最初に買う人が多い有名で使いやすいストーブです。
しかし見ての通りちょっと大きめなのです。
そしてアミカスはというと、SOTOさんのストーブでは一番コンパクトになるストーブです。
一番軽いストーブでは無いのですが、それでも軽量であることは間違いありません。
これができるのがOD缶ストーブの最大のメリットなのかもしれません。
CB缶ストーブだと中々こういうスタッキングはできませんしね。
また、ガス缶をつけてもそんなに場所を取らないのが個人的にはGood!!!
1人用のローテーブルだと、ストーブで場所をとってしまうと食器を置くスペースが狭くなってしまいます。
ちなみにレギュレーターストーブも、ちょっと大きいことを差し引いてもかなり使えるオススメストーブです!
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風にとても強い【耐風性】
アミカスの大きな特徴でもある耐風性。
これのおかげで風の有無を気にせず使えます!
ある程度の風ならウインドスクリーンでいいんですが、あまりに強すぎると風で倒れたりするので面倒くさいのです。
重しおいたり石で挟んだりして固定しても良いんですが…
なので、それを気にせず使えるアミカスの耐風性というのはとんでもないと感じています。
それにこの価格帯でここまでの風に強いストーブって無いと思います!
バリエーション豊富に使いやすいバランスの良さ
これまで書いてきたように、様々な場シーン・場所で使ってみました。
- デイキャンプ(車・自転車)
- オートキャンプ
- 山でバックパック野営
- おうち
これらが私の主な使用シーンですが、そのすべてで素晴らしい活躍をしてくれました!
特に自転車でのデイキャンプ・バックパック野営をした時はそのコンパクト性はとてもありがたかったです。
そしてその耐風性から風が強い日や、山頂でも活躍すると思います!
この場合は我慢してそのまま使うか、強制的に温めて火力アップをするしかありません。
故に…高コスパ!!!
初めてのストーブ、初めてのOD缶専用ストーブにいかがでしょうか!
↑届いたらすぐ使える【ガス缶付きお得セット!】
おまけ:燻製コーヒーこぼした…
デイキャンプのときはいつも簡単にコーヒーを飲むことにしています。
最近はドリップ式が多いです。
この時のコーヒーは北海道の札幌にあるカフェ【RITARU COFFEE】さんの燻製コーヒーです!
これが燻香が感じられるコーヒーで中々美味しいんです。
香りはほのかですが、それが良いのです。
1つが割と高くてホイホイ買えないんですが、親からのいただきものでした。
そんなコーヒーを…
全部こぼしたわけじゃありませんが、悲しみに暮れました。
高いのに…
燻製大好きなのに…
私の楽しみだったのに…
愛用してるL.L.Beanのビーンブーツです。
そして奥に見えるのが愛車のSUBARU XVです。
以上、しょうもないおまけでした。
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また、こちらはアミカスというストーブのオススメのポイントを3つに絞って、得意・不得意を存分に書いた考察・レビュー記事となります!
さらに北海道の氷点下の冬にテストしてみた記事もあります!
テスト内容は【氷点下でガスストーブでカップラーメンが食べられるか】です!
そんなアミカスとのセットで使うとちょうど良い、家でシェラカップを大活用しようの記事です。
実用性と汎用性を兼ね備えた素晴らしいアウトドア道具です!