2018年9月6日 AM3:08。
北海道の胆振東部で地震が発生。
厚真町では北海道では初めてとなる震度7を記録した北海道胆振東部地震。
初めてここまでの地震を、停電を、この先どうなるかわからないという状況を経験しました。
その記録を、自分のためにも、今後の参考のためにも記しました。
時間は書いておりませんが、まず時系列順にまとめてみます。
あくまで【アウトドアから見て、こうやって行動・対策したよ】という記事です。
どう行動したら良かったのかなど調べて随時追記していますが、必ずしも正しいとは限りませんので、ご了承ください。
10000字超えとかなり長くなってしまったので、何を感じたか・考えたかを【まとめ:備えよ常に。落ち着いた行動はそこから。】に書いていますので、これだけでも防災に対する考え方の参考になると思いますので、ご覧いただければ幸いです。
この記事のあらすじ!
北海道地震発生から全道的な停電まで
飛び起きたAM3:08。消えた明かりとその対応。
9月5日。
早めに仕事を終え、家でブログの記事を書いていました。
最近は体の不調もあり、
と思って寝ました(AM1:00くらい(早くない
そしてAM3:08。
周期の短いような、激しい揺れがおこりました。
3.11のときのような長い横揺れな感じではありませんでした。
その瞬間に目も覚めて、スタンドライトをつけたのですが、体を起こした直後にそのライトも消えました。
『これはいかん』と思ったのですが、真っ暗の中、結局何もできずに揺れが収まるのを待ちました。
活躍するキャンプ道具:ライト系全般
とりあえずLEDランタン、ヘッドライト、モバイルバッテリーがあるので、あかりには今の所困らない。
灯油ランタンもある。
こういうときアウトドアやってて(道具持ってて)とりあえず良かったと心底思う🤤💦— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月5日
揺れが収まってからはひとまず明かりがないので、LEDランタンをつけました。
本当にこういうときに安全にすぐ使える道具があることは安心して落ち着いて行動できました。
LEDに限らず、明かりがあるのとないのとでは雲泥の差です。
停電対策としてLEDランタンが安全で手軽に扱えると思うのでとてもオススメです!
スマートフォンのライト機能だとバッテリー消費が激しいので、オススメしません。
この時使用したランタンはスノーピークというメーカーのたねほおずきというLEDランタンとコールマンというメーカーのLEDランタンです。
まず、たねほおずきは磁石がついているので、金属があれば割とどこにでもくっつけて使えるのが特徴です。
今回は電気が止まっているときに、水シャワーを浴びるために使いました。
するとシャワーを浴びてお風呂に入るくらいならなんの問題も無いくらい明るくなります。また、置いたりリビングの電気の紐にぶら下げて使ったりと色々な使い方があるのでとてもオススメです!
更に、たねほおずきは単4電池3本使用して最大照度でも40時間という長い時間使用できます。
今の時代、救援物資として電池があるかもしれないので、これだけでも明かりは結構まかなえるかもしれません。
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そしてコールマンのLEDライトは真っ暗になっているトイレに使用。
入り口上部にある棚にカラビナでぶら下げました。
こちらの明かりは心もとないが、用を足すだけなのでとくに問題なしです。
これらを照らしながら取り急ぎ以下の作業に入りました。
地震・停電後にした3つのこと
まず以下の3つのことをやろうと考えました。
- 部屋の現状確認、家族友人知人の安否・現状確認(主にLINEのテキストのみ)
- Twitterでの現状把握
- 余震・本震の対策
・部屋の現状確認、家族友人知人の安否・現状確認(主にLINEのテキストのみ)
部屋は停電以外になにが起こったのかを確認しました。
この時点では停電のみで、断水などは確認できませんでした。
次に家族友人知人の安否と現状。
ひとまず連絡が取れないという人はおらず、停電があったり断水はあれど無事を確認。
離れている実家は最初は電気がついていたようだけど、すぐに停電になったそう。
連絡手段はLINEが主。
家族はLINEをやっていないのでAppleのiMessage。
どちらもメッセージが開封されると【既読】がつく。
・Twitterでの現状把握
テレビが見れない状況で、いち早く情報を得るのはTwitterが早い。
実際に被災した方の現場の声、遠い地から災害対策や現状のRTなど有益な情報などなど。
・余震・本震の対策
水が出ることは確認したので、すぐ持っている水筒やタンクに飲用水を溜めました。
この写真には写ってないけど、2ガロン(約7.6L)のウォーターサーバーがあるので、この時点でしょる家にあるもの全て合わせて17〜18L分。
なんとか数日〜1週間は持たせられる…はず…
と、思ってたけど水がだめになる期間とかあるのを忘れていました。
水道水で常温保存(冷暗所保存)だと
- 夏場で3日程度
- 冬場で10日程度
- 夏冬冷蔵庫で5日程度
浄水器の水だと更に短くなって
- 常温保存(冷暗所保存)で1日程度
- 冷蔵庫で2〜3日程度
だそうです。
主に使用した容量大きめの水筒・タンクはこちらです。
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▲2L入るウォーターバッグ。折り畳めてコンパクトになるが、洗いづらい&乾きづらいのがたまに傷。
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▲1L入るボトル。パッキン要らずなのに漏れがない。丈夫で口も広く洗いやすい。蓋もなくしづらい。ちょっと太め。
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▲5L。灯油タンクだけど、ウォータータンクとして使用。なにより格好いい。キャンプにも使ってる。
その後は浴槽に水を溜め、トイレ用&いざというときの飲料用の水を確保。
はじめは3分の1くらいにとどめていたんですが、こんなときにケチってられないと、満水にしました。
が…しかし……↓を御覧ください。
【トイレのために・飲用のため浴槽に水を貯める】という対策は実際にはしないほうが良いようです。
簡単に言うと…
- 排水管が破損している可能性を考えると結局流さないほうが良い
- 飲料用としては細菌が増えまくるから飲まないほうが良い
とのこと。
なので、簡易トイレの備えがあると良いです。
また、マンションなどでタンクに飲用水を貯めている場合、それが無くなってしまったり、わざわざ細菌が増える浴槽に貯めるのはもったいないので、やらないほうが良さそうです。
知識不足でした。しかし記録用も兼ねているので記しています。
今あるトイレをそのまま使用可能で、お手軽だと思います!
その後はキャンプ道具の使えそうなものをまとめる作業。
これはキャンプ用の予備バッグと災害時用を兼用でまとめていたバッグを作っていたので短い時間で済みました。
しかし、しまい忘れていたものをしまい直す手間があったため、災害時専用バッグはあったほうが良いと感じました。
全道的な停電。その時点で復旧の見込みはなしとのこと
その後、冷凍庫、冷蔵庫にあるものをクーラーバッグに詰めて一安心。
と、思いきやそうこうしてる間に全道的に停電になりました。
北海道電力からの情報です。
全道的に停電しています。
復旧の見込みはないとのことです。— 旭川市防災 (@bosai_asahikawa) 2018年9月5日
友人から回ってきたこのツイートを見たときにことの重大さを改めて感じました。
停電直後のツイートだったので、全く見込みが無いことでは無いだろうと思ってはいましたが、流石に笑えない事態となってきました。
地震・停電後のコンビニ。人が殺到
コンビニへの買い出し。酷い状況の店舗も。
その後朝5時頃。
備えないといけない、ということでやってるかわからないコンビニに向かうことにしました。
と、思ったら…
コンビニめちゃくちゃ pic.twitter.com/aO4CzkzIW4
— ゆう@YouTuber北海道代表 (@yuichiroch) 2018年9月5日
ひどい状況。
画像検索で見るような光景が実際に起きていました。
揺れたから当然といえば当然ですが…
こんな状況になっているのか、と思いながらお店に行くと、片付けられた後なのか物が落ちたり、瓶が割れたりという状況にはなく、一安心。
人はたくさん来ていました。
しかし非常用電源ではなく、懐中電灯を持ちながら電卓計算で精算をしている状況で、レジ待ち行列が出来ていました。
という若干の罪悪感もありつつ、結構長い時間吟味しました。
買ったものとその理由
コンビニ殺到。
お湯を使う系は売れ残りが結構ある。
火を起こしてお湯を沸かすものがあればパック飯最強。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月5日
火を起こすスキルがあれば、目先の食料じゃなくて保存食を買っておくという選択肢が増える。
パック飯は水が汚くても問題ないし、水は繰り返し使える。
これはでかい。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月5日
あとはパウチ系。
これも水の汚さ関係なしに使えて繰り返し使える。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月5日
※これは初日の地震直後のツイート。翌日にはカップ麺系は辛いタイプのものを残して、パウチ系も一緒になくなっていた。
おそらく、まずはすぐ食べられるものに目が行くため。
そんなことを考えながら1〜2日分の食料と非常食を購入。
それがこちらです。
左上から
- アクエリアス
- パックごはん3個入×2袋
- 単3電池4本入×3袋
- 6枚入り食パン1袋
- おにぎり
- パウチカレー
- パン2個
- フルグラ
- ミックスナッツ
- ハリボーグミ
- 塩飴
各項目について簡単に私なりの考えをまとめます。
- アクエリアス
まだ売れ残ってたから、といっても過言ではないけど、少しずつ飲んで水分補給できたらなと。 - パックごはん
うちはIHなので電気止まるとなんも出来ないけど、火をおこすスキルは一応あるので、泥水でもいいから水さえあればご飯が食べられるので。 - 単3電池
電池からスマホに充電できる機器があるので購入。
ちょっと買いすぎたかなと申し訳なくなってる… - 食パン
パンの中では一番コスパが良いため。そのまま食べても比較的食べられる。 - おにぎり
すぐ食べるため。 - パウチカレー
パックごはんと同様の理由。合わせて食べれば幸せもひとしお身にしみます。 - パン
すぐ食べるため。 - フルグラ
ハイカロリーでポリポリ食べられて甘い。かさばるが災害時にちょびっとずつ食べるには良いかなーと。 - ミックスナッツ
ハイカロリーでポリポリ食べられて美味しい。 - ハリボーグミ
咀嚼することで満腹感を上げるため。ハリボーは硬めのグミなので特に。 - 塩飴
飴を舐めることで満腹感を上げるため。
また塩飴なので熱中症対策になる。(と思う…
こんな感じです。
正しいかどうかはわかりませんが、空腹感を満たす・保存期間が長いものを選んだつもりです。
また、飴・ナッツ系・グミは手軽に食べられるので、オススメです。
物によってはクエン酸なども摂れるものもあるみたいです。
グミに関しては全栄養が入った完全栄養食のグミもありますので、それでも良いかもしれません。
災害時用バッグの考え方:その必要性と快適性
私はアウトドアギアの保管と兼用して災害時用バッグを作っております。
有事の際にまず生きるためです。
たとえ家がなくなったとしても生きなければなりません。
避難所に行けば比較的安心できますが、それでも自分でどうにかできる術は持っておかなければならないと考えるからです。
それが写真左のチェコ軍のメディカルショルダーバッグ。
写真右のL.L.Beanの赤いバックパックは災害時用バッグに+αするギアが入っています。
※こちらの赤いバックパックは普段は新聞紙を入れて保管していて、常に災害時用に何かを入れているというわけではありません。
災害時用バッグはできるだけ1つにまとめ、すぐに持ち出せるようにしたほうが良いです。
アウトドアギア保管と災害時用を兼用していた理由は、日頃から見て・触ってどこになんのギアが入っているかを頭に入れすぐに取り出せるようにしていたためです。
いざというときに
となってしまっては、その少しの時間が命取りになるかもしれません。
そういう無駄な時間を少しでも減らすために日頃からの準備をしておりました。
まぁしまい忘れてたりなんだりで結局ちょっと時間食っちゃったけどね!!!
これは完全に油断していました。
そういうバッグを作っていたのにもかかわらず心のどこかで
と思っていたに違いありません。
これは今回の大きな反省点です。
落ち着いたら非常時専用のバッグを作ろうと思います。
今回のバッグの中身は
災害時用バッグ | ナイフなどの刃物、水筒や食器、モバイルバッテリー パラコード、アルミシートなどのユーティリティー、粉末スープなど 最低限あったら良いなというものが入ってる |
---|---|
+αバッグ | 仮に避難することになった時に、少しでも負担を少なくするアイテムが入ってる。マット、テーブル、水筒、椅子、ハンモック、トランプ、趣味の物など |
大体こんな感じです。
+αバッグはストレスをできるだけ溜めないようにするためのものです。
特にマットはあると良いかもしれません。
「背中が痛くて寝れなかった」と避難された方が言ってたのをニュースでみました。
ハンモックに関しては気分転換のためです。
木があれば簡単にハンモックを楽しめて、ゆらゆらと気持ち良い時間を過ごせます。
多分ハンモックは子どもたちに大人気でしょう(笑
このバッグ以外に斧やメディカルキットがついたベルトキットも持っていっていますが、バッグの中身の紹介や使用方法は別記事にて詳細を書いていきます。
やっぱり必要! 災害時用バッグ その中身と役目
2018.10.05追記です。
災害時用バッグの中身の紹介している記事です!
また、災害時用バッグの役目を考えてみました。
すこしでもあなたの災害時用バッグ作成の参考になればと思います!
災害時に使えそうなキャンプ道具の保管と兼用して、災害時用の道具もパッキングしていました。
そして北海道胆振東部地震のときに、その災害時用バッグがあるのとないのとじゃ、その時の状況や行動・ストレスが大きく違うと強く感じました。
そのバッグの中身と詳細・災害時用バッグの考えを書いています!
様々でてくる問題。アウトドアからみる対策。
携帯電話の電波問題
友人のゆうくん(YouTube)からこんなLINEが届きました。
電気もねぇ、電波もねぇ、なんにもできなくなるかもしれぬ…
しかしこれはデマとも言われています。
ただ、お昼すぎあたりから電波がどんどん弱くなっていったのは事実。
通常連絡が難しくなってきました。
送受信が遅い、出来ないなどの障害です。
そんな情報を回してしまった自分も悪いのですが、不安を煽るような嘘情報は許せません。
来るかもしれない本震対策
お昼頃に自転車で会社に一度行ってきました。
そこにいた社長とちょっと世間話をしつつ、カップラーメンもらったりとお世話になり、帰宅。
その後は東日本大震災や熊本地震のように、あとから本震が来るかもしれない可能性があると考えて、家でその対策をしていました。
部屋の中の物への対策
とりあえず本震が来るもの、と仮定して皿とか棚から出して養生。
高いとこにおいてあるやつは下に置く作業なう。
なんもなかったら、戻すの面倒だけど、やらねばもっと危険なことになる。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月6日
とりあえずテキトーに箱に詰めたり、お皿を養生したり、高いところに置いてあるものとかを下に下げて横に倒して置いたり、というその気休め程度です。
これを床においておきました。
主だってやったのはたったこれだけ。
あとは一番でかい棚が倒れても途中で引っかかるように試行錯誤したりです。
でもこれだけでももしなにかあったときの面倒さが少し減るかもしれません。
最悪の場合を想定した対策
上の対策は、あくまで地震が起きても部屋が形を保っていた場合を想定したものです。
もし、そうでなくなった場合は部屋にあるもの全て瓦礫の中でしょう。
そうなったときの対策です。単純です。
寝るときは部屋に居ない、です。
一番怖いのは寝ているときに大きな地震が起きて家が潰れること。
なんにも出来ないまま死を迎える可能性があります。
それなら寝る時は外に出て車というシェルターの中に寝れば比較的安全は確保される…と思って車中泊仕様にしました。
日中は部屋で過ごしていても揺れを感じてすぐ対応すれば…という判断です。
やりすぎかもしれないけど、そのくらいがちょうど良いと思います。
アウトドア用ストーブで遅いお昼ごはん
夕方。
この時点では電気が復旧しておらず、しょる家はIHヒーターなので何も出来ません。
カセットコンロもあるのですが、カセットボンベも1本しかなく、しかも残り少ない状態だったので、あまり使いたくありませんでした。
というわけで
普段は棚にディスプレイされて、たまにデイキャンプで使っているTrangia(トランギア)というメーカーさんのストームクッカーというアルコールストーブにて調理をしました。
詳細はここでは割愛しますが、コレ一つに
- 鍋大小2つ
- ケトル1つ(別売)(純正以外にモンベルのケトルも使用可能)
- フライパン
- マルチディスク(別売)
- ハンドル
- アルコールストーブ
の全てがスタッキングできる優れものです!(収納袋は別売)
ラーメンは社長にもらったカップラーメン!
そのくらいどうってことありません。
ありがたく、美味しくいただきました…!
このストームクッカー、実は災害時用に最適なのでは…?と今回思った次第です。
大きくてかさばるのがデメリットですが、燃料はアルコールで薬局で手に入るし、ケトルなどはなくても鍋とフライパンが最初からセットなのでいろいろな調理が可能です。
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電気の復旧。取り急ぎの炊飯と食器の問題。
しょるが住む地区の電気が復旧
札幌の我が区、電気とりあえず復旧!!
ただ、まだ復旧してなかったり断水している区多数のよう。
本震の可能性、余震含めまた停電などする可能性は高い。
油断ならない…とりあえず炊飯しよ(΄°☁︎°`)— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月6日
ボタンを1つ、カチッと押したら電気が付く。
この便利さは噛み締めないといけない。
そして、それが無くなった時にどうするのかを、きちんと考えなくてはならない。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月6日
我々は電気のありがたみを知らなくちゃなぁ…としみじみ思いました。
他にも復旧した地区があり、だんだんと復旧していくのかなと思っていました。
実際はあと丸一日以上この状態が続いているところもあったようです。
とりあえず私の住む地区は電気が復旧してるから良いが、友人知人の地区でまだ停電してたり断水してたりするから心配。
どうにかヘルプに行きたいが、遠いんだよなぁ…ちくしょう。— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月6日
洗い物を減らして水を節約する工夫
電気が戻ったので、夜はお米を炊きました
ご飯の確保です。
ご飯がたけたら早速晩ごはんです。
しかし水が通ってるとはいえ、この状況下では食器を洗うために無駄な水は使いたくない…
どうしようかなーと思ってましたが、Twitterで流れてきたサランラップの技を思い出しました。
食器などにサランラップを巻いて洗い物を減らす方法。
これすごく便利。
しゃもじに関してはご飯くっつかないし、いつもより使いやすくなった。
スプーンにまくと洗い物がゼロになるのでオススメ。(食感は悪い
水は通ってるが、こういうときは無駄な水を使わない方が良いかなと思ってやってみました。 pic.twitter.com/b3353DB8Bs— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月7日
今後のためのシミュレーションも兼ねてやってみましたが、これ、超便利です!!
箸やフォークにはつけづらいですが、洗い物がなくなるのは素晴らしいです。
普段は無駄なゴミを増やしてしまうので洗いますが、災害時には覚えておいて損はありません。
私絶賛の方法でござんした。
車中泊。家を離れる。
さて、そんなこんなで寝る時間。
何があっても良いように外で寝ることを決意し、車を車中泊仕様にしました。
また、家を出るときはガスの元栓を閉め、いつどうなっても良いように、災害時に使えそうなものを持って出てきています。
そこで問題なのは寝る場所。
いくら車がシェルターといえど、家が崩れて車に瓦礫が降ってきたり、そのまま埋もれてしまっては意味がありません。
なので、できるだけ周りにくずれそうなものがなく、人気が無いところ&ガソリン節約のため近いところを考えました。
そこで一夜を過ごし、翌朝を迎えました。
余震も続いていますし、もしかしたら本震がくるかもしれない、ニュースでも1週間くらいは注意が必要とあったので、ひとまず4日間続けました。
とはいえ、やはり家で寝るほど疲れはとれません。
仕事が始まる&余震も落ち着いてきたので5日目からは家で寝ることに。
ただし、寝る前にガスの元栓を閉めて、玄関にいつでも出られるようにバッグなどを起き、いつでも出られる準備をしてから寝ました。
まとめ:備えよ常に。落ち着いた行動はそこから。
地震があったその日のことをザザっと書いてきました。
ですが長くなってしまいましたので、この日一日を過ごしたことによって何を感じたか、考えたかをまとめていきたいと思います。
まずは見出しにある通り、結論としては
【備えよ常に】
です。
これはボーイスカウトのモットーのようですが、まさしくだと思います。
理由は2つあります。
- 有事の際に役に立つ。
ライフラインがなくてもなんとかなるかもしれない。 - それらがそのまま精神安定剤の役目を果たす。
この2つなんですが、1番は当たり前として、2番が今回重要だと感じた部分になります。
今回ここまでの地震・停電は初めてでした。
最初こそみんなの安否確認など状況把握で戸惑い、あたふたしていましたが、その後は
と、冷静に落ち着いて判断することができました。
また、もし万が一、家が倒壊しライフラインが絶たれたとしても、なんとかやっていけるはずと考えていましたし、大きな不安もありませんでした(全くないというわけではありませんが…)。
それはなぜかというと、
- 火起こしの知識と経験
- 飲用水の確保方法とその手段
- 寝床の道具と確保手段
- 諸々の道具と使用方法の知識
これらがあったからだと自分では思いました。
これらがまさに私の精神安定剤の役割をしていました。
大なり小なり、知識と経験があったからこそと感じています。
車中泊を続けることも、多少過剰と思うかもしれませんが、何もなければそれがそのまま今後のためのシミュレーションになります。
万が一でも命がかかっているのなら、そのくらい個人で行動してもちょうど良いと考えます。
これを機に何が必要なのか、何があれば便利なのか、どう使うかを考えるべきだな。
その知識、そして実際にやってみることが大切。しかし、とにかく、それまで生き延びねばならない。
— しょる🤤病弱アウトドアマン (@sotode_asobu) 2018年9月7日
多くの方が、地震や停電が起きてから災害時(エマージェンシー)用品を購入したりしています。
色々備えていた自分でも今回用意に至らなかったものがありましたので、色々揃える予定です。
3.11や熊本地震があったのに、です。
なにかあってからでは遅いのです。
すこしずつでも、今から備えられるものから備えましょう。
生き延びて、日常を笑って過ごしましょう。
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