病弱アウトドアマンしょるです。
本記事は下の記事の続きとなる記事になります。
上の記事は【ムーンライトテント2型】の設営に焦点を当て、キャンプ超絶初心者でもいかに簡単に設営できるかを書きました。
それでもほぼ説明書なしで建てられました。オススメです!
ちなみにキャンプ漫画【ゆるキャン△】のリンちゃんが使っていたテント(原作では3型)です!
本記事ではテントの中と前室の使い勝手を写真と動画(ゆうくんのYouTube)でじっくりレビューしていきます!
(2024/10/11 09:00:50時点 Amazon調べ-詳細)
※2019年1月15日時点でモンベル公式WEBサイトにてムーンライトテント(1型・2型・5型・7型・9型)が販売再開されていました!
ただしこの時点でAmazonでは、レビューが見られる関係でリンクをしていますが、モンベル公式の販売ではなくほかの店舗で販売されていて、定価より高い金額で販売されているようですのでご注意ください。
この記事のあらすじ!
前室は物置&調理も可能な必要十分な広さ!
さて、まずは前室から見ていきましょう。
前室空間の広さ・使い勝手はとても重要なのだ。
173cmの人間が1人入るとこんな感じになります。
基本的に前室に人が居座る設計ではありませんので狭いですが、広さの参考としてはこんな感じ。
普通のオートキャンプ用の大きいテントのように、前室に人が入りながら何かをするということは出来ない広さです。
前室の実際の使用例です。
このときに前室の中にあった物は
- カメラ用ハードコンテナ
- キャプテンスタッグのローテーブル
- その上にクッカーとストーブ
- 靴1足
の計4つです。
このテントを使うとしたら自転車やバイクツーリングが主になると思いますが、そのときの荷物(小さめのコンテナやパニアバッグなど)なら前室に入ると思いますので、雨風対策はバッチリ!
パニアバッグ
自転車の両脇にくっつけるバッグのことです。
自転車ツーリングキャンプではほぼ必須の装備となります-w-
また、写真の通りテントに入りながら前室での煮炊きも可能なスペースはあります。
なので雨が降ってもテントに籠もりながら調理ができる!
キチンと前室のペグダウン(ペグ打ちのこと)とハリを出してあげないと、調理中に前室の幕が風でたわんで、火にあたって溶けて穴が空く…
なんてことになりかねませんので、前室に限らずですがキチンとピシッと設営するようにしましょう。
テントの中にいる人からはこんな感じです。
ちょっと上の方が見えないのでわかりづらいですが、狭苦しい感じはないですし、調理も可能な感じがわかると思います。
また、奥行きもあるので、テーブルを奥の方に移動させれば靴の脱ぎ履きもしやすいですね。
室内は余裕のある広々空間! 男2人が寝ても…
次は中を見ていきましょう。
けど広いよ!!
一応全体としてはこんな感じ。
では早速中に入って寝っ転がってどんな感じか見てみよう!
モンベルの商品ページによりますと
- 寝室の奥行き :220cm
- 前室込の奥行き :300cm
- 幅(頭側) :150cm
- 幅(足側) :90cm
- 高さ(頭側) :110cm
- 高さ(足側) :70cm
となっております。
1人での使用時だと、寝ている横にも荷物が置けるので十分すぎるほどの広さと高さが確保されています。
2人用のテントなので、2人でも普通に寝ることができます。
ただし、各々の横にはスペースがあまりないため、寝るには十分ですが横に荷物はおけません。
2人だと横の空間は狭いが、それでもそこまでの圧迫感はありませんでした。というのも、フライシートのサイドについているゴム紐をきちんとペグダウンして設営すると、寝室のサイドの部分が若干立ち上がり、天井となる斜めの面もピシッと張れます。(上の写真はペグダウンする前の写真です)
そうすることで2人が横になっても圧迫感に襲われることなく眠りにつくことができる、というわけです!
つまり、ムーンライトテントは
1人だと更に広々空間を贅沢に使えます!
一般的にワンポールテントや三角形のテントは幕がてっぺんに向かって斜めに伸びているので、テントの端っこのほうへ行けば行くほど、天井が近く圧迫感が強くなります。
なので見た目が大きく見えても、実際に使いやすい有効面積が小さいので、使う上では案外狭いと感じることもあります。
大きいベンチレーターに、ポケットなど使いやすい工夫も!
さて、使い勝手を考える上で重要なポイントの1つ、内部のポケットやベンチレーターについて見ていきましょう。
ベンチレーターとは…
換気をする機能のこと。
アウトドアウェアによくある機能で、ムレを逃して快適な状況を保つことができます。
まずは頭側にスマートフォンや財布、鍵など小物を入れられるポケットが2つ!
これは非常に使いやすい位置にあると思います。
サイズは上記小物やティッシュ、直前まで使っていたヘッドライトなどが入る大きさで、丁度良いと思います。
そして便利なのが、テント内部の前後上部に取り付けられたリングです。
- 頭側につければ寝っ転がりながらの作業もしやすい!
- 後ろ側にもつけちゃえばとても明るいテント内部!
- そしてリングとリングに紐通しちゃえば物干し紐の完成!(風通し良くないと乾きませんが…)
ですが、実用性と手間を考えると頭側のリングだけにライトをつけるのが良いと思います-w-
次に背面の機構はどんなもんかを見ていきます。
これは閉めている写真ですが、背面はメッシュになっていて、ベンチレーターの役割を持っています。
ちなみに写真上部に先程書いたリングがあります。
こうやって三角形の窓を開けていって…
窓、全開。(ドドン
背面のメッシュパネルは結構大型で、入り口と一緒に開けてあげると通気性がグッと上がると思います。
開けた窓はそのままだとベロンと垂れ下がってしまいます。
それは流石に見栄えが悪いので写真のようにゴムで止めちゃいましょう!
外から見るとこんな感じ。
背面はすぼまっていて高さが低いので、しゃがんで見ない限り中まで見えないと思います。
テントの出入り口にもキチンと留め具がついていますので、全体を開けるのか、メッシュパネルにするかは状況に応じて変更できます。
通気性については前述の通りメッシュパネル部分がテントの前後で大きく取られています。
ベンチレーターとしてはこれしかありませんが、必要なときに開ければかなり通気がよくなるはずです。
メッシュとはいえど、すべて全開のときよりは通気性は落ちます。
なので一気に空気を流したいときはメッシュごと全開にして通気性をあげましょう。
また、防水性能については未テストなので実体験としては不明ですが、
仕様
【素材】■キャノピー:70デニール・ナイロン・リップストップ[通気撥水加工、難燃加工]
■フロア:70デニール・ナイロン・タフタ[耐水圧2,000mmウレタン・コーティング、難燃加工]
■フライシート:75デニール・ポリエステル・タフタ[耐水圧1,500mmウレタン・コーティング、難燃加工]
以上のように、耐水圧は十分な程です!
耐水圧とは、1cm四方あたりにどの程度の水圧に耐えられるか、水漏れをおこさないかを表したものです。
数値が高い分だけ防水性能があると考えても良いでしょう。
耐水圧が高ければ防水性能は上がりますが、
- 通気性が落ち、結露する
- 通気性が落ちると夏はとても暑い
ということになるので、耐水圧の数値が高ければ良いということでもありません。
テントの耐水圧は様々あります。
1000mm以下のものから、10000mmを超えるものまであります。
その使用状況にもよりますが、大雨でキャンプしたい!という方は中々いないと思いますので、フライシートとフロアともに1500〜2000mmもあれば安心できると思います。
ただし、これは一般的に使用されるダブルウォールテントの話です!
テントには大きく分けて以下2種類のテントがあります。
- フライシートを使用するダブルウォールテント
- フライシートを使用しない、テント本体にゴアテックスなど防水素材を使用したシングルウォールテント
どこかで詳しく書きますが、ここでは以上の説明に留めます。
ソロテントで選ぶべきは1型ではなく2型!
さて、ここまで2型について書いてきましたが、
という疑問もあるはず。
まず、ムーンライトテントは
- 1型:1〜2人用
- 2型:2人用
- 3型:2〜3人用
- 5型:4〜5人用
- 7型:6〜7人用
- 9型:8〜9人用
と6種類の大きさで展開しています。
数字が大きいほどテントのサイズが大きくなり、値段も上がります。
と、思うかもしれません。
というのも、ムーンライトテント1型や1人用テントと言われているものは、基本的に1人が寝るスペースがほとんどで荷物を置くスペースがあまりありません。
画像で見る限り、ギリギリ置けるかもしれないけど圧迫感ありそう…
テントの中では着替えたり、ゆうくんのように編集作業をしたりなんやかんやすると思います。
1型でもそういう作業はできると思うけど、使ってるうちに
- 圧迫感
- 荷物を横に置きづらい不便さ
- もしかしたら頭にテントがあたる不快感
が襲ってくるはず…
ということで、キャンプで使うなら【主に使用したい人数+1人用のテント】を購入するのを私はオススメしています!
1人使用なら2人用テント、2人使用なら3人用テント…というように荷物をもう1人として扱う感じですね。
実際、この写真を見る感じでもわかるとおり、2型は2人は寝れるけど、横に荷物を置くスペースはほぼありません。
登山用に考えてる人やできるだけ軽くしたい! というストイックな方はムーンライトテント1型などの1人用テントでも良いと思います。
YouTube:動画でみる設営撤収と使い勝手の良さ!!
改めてご紹介します、私の友達でキャンプ超絶初心者(ガチ)のガジェット系YouTuberゆうくん(YouTube)。
彼がムーンライトテント2型の設営と使い勝手についてを動画にしました!
動画内では室内上部のライトなどを引っ掛けることができるリングについては触れられていません!
すみません!!
まとめ:広くて過ごしやすい、使い勝手の良いテント!
設営・撤収の簡単さは以下の記事でかいた通り超絶初心者でも設営できるほど簡単でした。
さて、実際に【ムーンライトテント2型】を使うとなると、その使い心地はどうかというところのまとめです!
- 煮炊きもできて、荷物も置ける必要十分な広さの前室!
- ポケットやランタンなどを引っ掛けるリングがあってテント内部も使いやすい!
- 大型ベンチレーターで快適に過ごせる!
- 耐水圧も必要十分で雨の日も安心!
- ムーンライトテント2型はソロ用テントとして非常に優秀!
- とてもよくデザイン(見た目と実用性)されているテント!
(設営・撤収の記事でも書いたけど、ほんとコレです)
総じて
設営・撤収の記事と併せて考えても、大きさ・重さ・容易な設営撤収・必要十分な前室と室内空間、使い勝手の良い機能性…
そして直感的に建てられる実用的なデザインからくる外見的デザインもかっこ良いと思います。
やはり価格はちょっと高い方の部類になってしまうかもしれませんが、自信を持ってオススメできるテントでした!
(2024/10/11 09:00:50時点 Amazon調べ-詳細)
※2019年1月15日時点でモンベル公式WEBサイトにてムーンライトテント(1型・2型・5型・7型・9型)が販売再開されていました!
ただしこの時点でAmazonでは、レビューが見られる関係でリンクをしていますが、モンベル公式の販売ではなくほかの店舗で販売されていて、定価より高い金額で販売されているようですのでご注意ください。
それではお読みいただきありがとうございました。
少しでもあなたのテント選びの参考になれば、また、興味を持っていただけていればなによりです!
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